初詣からの帰りに半袖姿の早坂君に会った。早坂君はなんだかやけに急いで走ってた。
「早坂君、明けましておめでとう」 「まだ明けてない」 「ぇ」 「まだ俺2004年の9月だから」 「…」 「だからこうやってみんなに追いつくように走ってるの」 「そうなんだ…」 「暑い」 「だろうね」 「多分3月くらいには追いつけると思う」 そう言って早坂君は体から湯気を立てながら走っていった。 早坂君の向こう側に、初日がまぶしく輝いていた。
by asi384
| 2005-01-01 07:41
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